民事信託

かぞく信託

Q.最近よく「かぞく信託」って聞きますが、どういう場合に使えるんですか?

回答

このような場合はかぞく信託を検討されてはいかがでしょうか?

1.将来、認知症になったとき、財産の凍結によって運用や処分などができなくなるのではと心配がある(介護施設入所のための不動産の処分や資産運用など)

2.相続人に行方がわからない人や認知症や障がいがあることで、相続が発生した際に遺産分割協議が出来ない可能性がある

3.認知症の配偶者の生活や、障がいがある子供の将来のために財産を管理運用する方法を考えている

4.相続人の中に、浪費者やギャンブル依存者がいて、相続した財産を浪費する可能性がある

5.前配偶者との子や認知した子がおり、他の相続人と遺産分割協議が困難である

6.相続人の中に引きこもりなどで自立生活が困難な者がいて、長期にわたって支援をしていきたい。

7.相続人である未成年の子へ確実に財産を渡したい(親権者の自由にさせたくない)

8.先祖から引き継いだ財産を分散させずに子、孫、ひ孫と直系血族に代々引き継いでいきたい。

9.高齢になった親に遺言を書いてもらいたいが、遺言書自体を書くことに抵抗がある。(まだ早いとか、いつか・・と思っている)

10.賃貸不動産を持っているが、管理が大変になっているので子に任せたいが、賃収は生活費として受け取りたい。

11.賃貸アパートの大規模修繕や建て替えを検討する時期に、認知症

などで契約が出来なくなることが心配である。

12.相続によって不動産を共有にしたくないが、収益は相続人に平等に分け与えたい。

13.夫婦に子供がいない場合、相続によって先祖から引き継いだ財産を配偶者の兄弟に行かないようにしたい。(配偶者には相続させたい)

14.自分の死後、かわいがっているペットの面倒をみてほしい

15.自分の死後、墓地の管理や法要を頼みたいが、葬儀社などに一括で費用を納めるのは心配

16.会社の株式のほとんどを所有しているが、認知症の発症や死亡した場合、会社の運営がストップする心配がある。

17.一線を退いて後継者に任せたいが、株式を譲渡すると資金の問題や税金の問題がやっかい。

18.会社の株を早めに移転しておきたいが、後継者が育つまで経営権は握っておきたい。

19.会社が使用している個人の不動産を代表者の死後も継続して使用出来るようにしたい。

20.財産のほとんどを占める会社の株を経営の安定を図るため、相続による分散を回避したい。